2016年4月2日から2日間にかけて、お台場のパナソニックセンター東京にて、LaQフェスタが開催されました。
前回は奈良での開催となりましたので東京でのLaQフェスタは2年ぶりとなりますが、回を追うごとに参加者の人数が増えています。
今回もLaQ芸術祭やLaQ名人戦に選ばれた作品を中心にレポートしますが、どれも素晴らしい作品ばかりでした。
LaQフェスタとは
既にご存知の方が多いと思うので改めて説明する必要はありませんが、LaQフェスタに関して簡単な説明をします。
LaQとはヨシリツ株式会社が販売している日本製のパズルで、7種類のパーツを組み合わせて自分で想像したものを造る楽しさを体験できる、今までにない新しいタイプのパズルです。
LaQフェスタとは、そのLaQの楽しさを親子で体験したり、LaQの可能性を知ることができる作品の展示や、LaQ芸術祭で選ばれた作品を表彰するセレモニーが行われます。
LaQ体験コーナーは、とても広い会場で親子一緒にLaQを楽しむことができるのですが、とても人気の高いコーナーだけに整理券による人数制限があります。
体験コーナーのとなりでは表彰式が行われたのですが、みなさんLaQに夢中になりすぎて表彰式の様子を気にする人はいませんでした。
その表彰式では、実際にLaQで作品をつくりチャンピオンに選ばれた人の作品紹介と賞金の授受が行われるのですが、どれも面白くて素晴らしい作品ばかりでした。
今回のLaQフェスタで展示されたのは、グランドチャンピオンや名人戦で選ばれた作品のみとなりましたが、スライド写真でみただけでも楽しさが伝わります。
以下は、LaQ芸術祭で選ばれたチャンピオンの作品や、グランドチャンピオン、そして名人の作品を紹介します。
※チャンピオンの作品は実物の展示がなく、写真のみが掲示されていたので、そちらを撮影して掲載いたします。
審査委員長特別賞ジュニア部門
作品名:タイトル:笛を吹く少年
LaQとは立体物や平面で作品を造るのが当たり前と思っていましたが、まさかパーツの側面を利用して作品を作り上げる人がいるとは思いませんでした。
これは10歳の子が作り上げた作品ですが、子供の自由な創造力には驚くばかりです。
作品名:しんけんしらはどり
実物が展示されていないので定かではありませんが、公式サイトの写真を見る限り両端のレバーを引くことで、真剣白刃どりのゲームができるかもしれません。
どの作品も素晴らしいですが、遊び心があって個人的にとても好きな作品のひとつです。
作品名:おもしろメガネ
なんともインパクトのある作品で、作者が自分で体を張っているところも面白くて最高です。
この大きなメガネを耳だけで固定できているのか気になるところですが、とてもカラフルでユニークな作品だと思います。
作品名:ナスカの地上絵
この作品もある意味、パーツの側面を利用した作品となりますが、上からみると確かにナスカの地上絵に見えます。
試しにPhotoshopで加工してみたら、壁画に書かれている模様に見えて更に古代の時代を感じることができました。
※勝手に作品を加工してしまい申し訳ございません。
審査委員長特別賞一般部門
作品名:ファスナー
ここからは、一般部門の作品となりますが、流石に大人の方が作られただけに、とてもリアルにつくられた作品です。
思わずファスナーを下げてしまいたくなる、人の衝動を刺激するリアルな作品です。
作品名:オニヤンマ
都会ではみかけることが少ないオニヤンマをリアルにつくりあげた作品です。
部品の色使いやバランスがとても絶妙で、トンボを良く観察して作られたのがわかります。
作品名:5月人形
色鮮やかでありながら写真でみただけでもリアルな作り込みが伝わる5月人形の作品です。
この様に親子で一生懸命作り上げた作品は一生の思い出となり、大人になっても忘れないはずです。
作品名:夜のノイシュヴァンシュタイン城
美しいノイシュヴァンシュタイン城をリアルに表現するために、クリアパーツを使用して綺麗にライトアップしているアイデア作品です。
光と影のバランスが素晴らしく、この作品をみているだけでノイシュヴァンシュタイン城に行きたくなります。
作品名:チャンピオンジュニア部門
ここからはチャンピオンの作品を紹介します。審査委員長特別賞の作品も素晴らしいですが、チャンピオンの作品もハイレベルで、LaQの可能性を感じるものばかりです。
作品名:泳ぐイカ
水族館で何度もイカを観察しながら、足の軟らかさを上手く表現するための研究を、徹底的にしてつくられた作品です。
チャンピオンになる人は才能の塊だと思っていましたが、とてつもない努力の結果によるものだと思い知らされた作品です。
作品名:あやつり人形
これほどまでにLaQで稼働する作品る人の発想と技術力に驚きを感じる作品です。
LaQで実際に遊べるものを造る才能があれば、きっとお小遣いにも困らないはず!?
作品名:危機一髪ゲーム
こちらも自分で遊べる作品ですが、実際に黒ひげ?が飛び出すカラクリをLaQでつくる子供が、世の中に実在するとは思いもしませんでした。
将来どんな大人になるのか末恐ろしいです(褒め言葉です)。
作品名:宇宙戦艦 希望(きぼう)
カッコいい戦艦と宇宙をイメージした背景がマッチしていて、とても迫力のある作品です。
色使いも素晴らしく、とてもセンスを感じる作品です。
作品名:ボンネットバス
誰がみてもボンネットバスとわかる素晴らしい作品です。
特にフロントの部分が良くできていて、我が家のコレクションに加えたくなる作品です。
スペアタイヤ収納されているのも驚きで、このボンネットバスのキットが発売されたら購入してしまいます。
チャンピオン一般部門
ここからは、チャンピオンの一般部門の作品を紹介しますが、予想外の作品が含まれていて驚きました。
作品名:トッケイヤモリ君
この作品をみるまでトッケイヤモリを知りませんでしたが、インターネット検索で調べると、恐ろしいほど似ていて怖くなりました。
形だけでなく色使いもリアルで、今にも動き出しそうなトッケイヤモリ君です。
作品名:モーターサイクルショー スポーツバイク
バイクのことをトコトン理解しているからできる技なのか、少ないパーツを上手に組み合わせて、これだけリアルに作品を表現するのは、とても難しいことだと思います。
何気に女性の長い髪が上手に表現されていて、見ているだけで楽しくなる作品です。
作品名:誕生日ケーキのデコレーションクッキー
唯一食べ物の作品でチャンピオンに選ばれた、子供とLaQへの愛が感じられる素晴らしい作品です。
LaQの凹凸を利用して形を表現するとは流石チャンピオンの発想です。
作品名:アドベントカレンダー
想像力をフルに活用しながら進化させてきた楽しさ満載の力作です。
写真では、この作品の素晴らしさを100%伝えきれないのが残念ですが、家にこんなツリーがあると子供のテンションは上がりっぱなし間違いなしでしょう。
作品名:間取り図
大人がLaQを使うと実用的なものになりがちになるという良い例の作品ではないでしょうか。
将来住むであろう家の間取りを想像しながら、LaQで作り上げる楽しさは計り知れないものがあります。
グランドチャンピオン
グランドチャンピオンの作品は実物がイベント会場に展示されていたので、現場で撮影したものを掲載いたします。
作品名:スカイツリーロボ
こちらはグランドチャンピオンジュニア部門に輝いたスカイツリーロボです。
写真に納まりきらないほど全長が高いこの作品は、ロボに変身するという優れものです。
この作品をみた後から、我が家から見えるスカイツリーがロボに変身する姿を想像をしてしまいました。
作品名:懸垂式モノレール
LaQは完成した作品を眺めて楽しむだけでなく、この作品の様にアイデア次第で連動して動く仕組みをつくることができます。
実際に手で触れて確かめられないのが残念ですが、是非動くところをみてみたいものです。
名人戦
ここからは2015年前期・後期に選ばれた名人の作品を紹介します。
作品名:LaQハウス
この作品をみた瞬間、ただスゴイという言葉しか浮かばないくらい、インパクトの強さを感じました。
LaQと描かれた屋根の作り方にも驚きですが、家の周りに植えられた木々の表現が見事です。
よりリアルさを出すためにカメラの撮影モードを変更したら、実際に人が住んでいる家のように見えます。
バルコニーの洗濯物が若干たわんでいるところにリアルさを感じる素晴らしい作品です。
作品名:樹液に集まる昆虫
こちらは名人戦後期に選ばれた作品で、樹液に集まる昆虫をリアルに作り上げています。
苦手な虫なだけにコメントに困りますが、それだけこの作品が昆虫の特徴を良くとらえているということでしょうか。
更にリアルな感じにみえるようにカメラのモードを変更して撮影してみたところ、今にも飛んでいきそうな印象になりました。
自分の作品をカメラモードを変更して撮影すると、違う見え方がしてLaQがより楽しくなります。
今回のレポートは以上となりますが、子供だけでなく大人も楽しめるLaQは、こまもおすすめのパズルです。
みんなでLaQの楽しさを広めていきましょう。