こどもに教えたいドライバーが嫌がる道路横断

こどもに教えたい危険な道路横断 警察庁発表の統計によると、歩行者の法令違反による交通事故は年々減少しておりますが、依然と横断歩道外や走行車両の直前後の横断による事故の割合が高いのがわかります。

更に、斜め横断の事故件数にあまり変化がないのをみると、事故の発生件数自体は少ないものの斜め横断の危険性が周知されていないため、事故の件数が減少していないのではないかと推測できます。

歩行者の法令違反別死傷者数推移

歩行者の法令違反による事故の統計を知る事で、どの様なケースが事故なるのか理解できるため、こどもの交通安全を教える時により具体的な内容を教えることができます。

何事も数字で判断すると分かり易いということですね。

こどもは車が接近するまでの時間を知らない

歩行者は車がまだ遠くにいると判断し道路を横断しようとしますが、車が接近するまでの時間は歩行者が思う以上に短く、油断をしていると事故になります。

ドライバーは車の速度と距離の関係を教習所で習いますが、自動車の免許を持たないこどもは車が到達するまでの時間を知りません。

時速60kmで走行した場合、1秒間におよそ16.6m進みますので、100mはおよそ6秒で到達するということになります。

全てのドライバーが速度制限を守りながら走るという訳ではなく、時速70km, 80kmのスピードで走る車が到達するまでの時間は更に短くなります。

体育の授業で直線100mを走る時はゴールが遠くに感じますが、車までの距離100mは歩行車が思うほど離れていないということです。

乱暴な運転をするドライバーは、狭い道路でも平気で速度制限を無視して走行するので、こどもには車までの距離と到達するまでの時間の関係を教えつつ、車が見えるときは横断してはいけないと教えてください。

車が通り過ぎる時は速く感じますが、前方から近づいてくる時の速さはあまり感じませんので、その点についても教えた方がいいでしょう。

空走距離と制動距離

ドライバーが危険を感じてからブレーキを踏むまでの時間を空走時間といい、実際にブレーキを踏んでから停車するまでの時間を制動時間といいます。

空走時間を0.5秒とした場合、ブレーキを踏むまでにおよそ8m進むことになりますが0.5秒というのは優秀な方で、高齢の方や不注意な状態で運転すると更に空走時間が長くなります。

仮に時速60kmで走行している車があり、危険と認識してブレーキを踏むまでの時間を0.5秒とした場合の空走距離が8m、ブレーキが踏まれてから完全に停車するまでの制動距離を20mとした場合の合計が28mとなるので、車の陰から飛び出した歩行者に対してブレーキを踏んでも間に合わないのです。

まずは、車はすぐに止まれないという事を口で簡単に教えるのではなく、実際に車が止まれるまでの距離を教えましょう。

ドライバーが嫌がる自動車直前後や斜めの横断

停車している車やバス、もしくは通り過ぎた直後に道路を横断しようとする人がいますが、ドライバーは車の陰から突然現れる人に対して、確実にブレーキを踏んで停車することができません。

また、信号待ちしている車の斜め後ろから突然現れる歩行者や自転車の斜め横断がいかに危険か教えなければなりません。

横断歩道に到達していない歩行者や自転車が、点滅する信号をみて急いで道路を渡ろうとする時に斜め横断をします。

斜め横断や車直前後の横断は危険その他にドライバーが嫌がる行為として、道路にはみ出した状態で信号待ちをしたり、車が左折をする際に歩行者や自転車を巻き込まないように車体を左に寄せたにも関わらず、無理やり車の左側を通行しようとしたりと様々です。

また、救急車などの緊急車両が近づいた時は信号が青でも渡ろうとせず、緊急車両が通り過ぎてから道路を渡るように教えてください。

交通安全は歩行者が優先という教育に慣れている人は、信号が青であれば緊急車両が接近していても道路を渡ろうします。

車の免許を取得した人には非常識と思える行為も、交通安全について深く教わる機会のないこどもは、緊急車両を優先しなければならないことがわからないので、きちんと教えてあげなければなりません。

現行の道路交通法は、歩行者が守られるようになっていますが、歩行者の無理な道路横断で車を運転する人の大切な家族を悲しませることになります。

歩行者自身やドライバーの家族を悲しませないように、こども達にも道路の横断の危険性についてしっかり教育するようにしてください。

また、ドライバーからこども達が見やすいように明るい服装をさせたり、反射材を活用して道路を安全に渡れるように工夫してください。

今回の危険な道路の横断に関する内容は以上となりますが、この記事で紹介している統計情報やイラストは警察庁のサイトに掲載されているものを使用しております。

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