大切なこどもの写真や動画のデータをできるだけ安全に保管する方法

フイルム時代の写真と違い、デジタルカメラで撮影した写真は自然劣化することはありませんが、ディスクやメモリカードが破損してデータの読み込みができなくなると困ります。

デジタルカメラ本体のメモリやSDカードは、写真や動画をかなり多く保存できるだけにデータをPCやホームサーバのNASに移さないまま、しまい込んでしまうなんてこともあります。

フイルムと違い、現像する必要のないデジタルカメラやスマートフォンの写真は、いつでも見られるという手軽さがありますが、突然データが読めなくなりバックアップしていないことを後悔した方も多いのではないでしょうか。

ディスクは必ず壊れるもの

撮影した写真や動画を大きな画面で再生するためにパソコンへデータをコピーしますが、PCのHDDは寿命がとても短く故障率も高いので、子供や家族の想い出を保存る場所には向いていません。

撮影した写真や動画がメモリカードに残されていれば問題ありませんが、メモリカードの空き容量を増やそうとデータを消去し、パソコンだけにデータがある状態はとても危険です。

最近のパソコンは、ハードディスクよりもアクセスが高速で寿命が長いSSDを搭載したものが主流ですが、SSDは故障するとHDDよりもデータ復旧が難しいので、どんなメディアに保存するにもバックアップは必要になります。

昔なら、CDもしくはDVDにバックアップするのが主流でしたが、光ディスクは読み書きがとても遅く、寿命は10年程度と長くない上に直射日光や傷に弱いので、大容量データ時代のバックアップメディアには向いていません。

データ復旧は20万円以上

今まで何度か依頼されて壊れてデータにアクセスできないHDDをデータ復旧業者に預けたことがありますが、最近のディスクは大容量なため復元するのに20万円以上の費用がかかりました。

例え費用が高額でも、大切な家族や子供の思い出のデータが復元できただけ救われるのですが、物理的に破損してしまい専門業者でもデータ救出ができないと断られたことが何度もあります。

ディスクの容量を増やすためにヘリウムを装填したHDDもありますが、この様に特殊なガスを使用するディスクもデータ復元が難しいので、データのバックアップや冗長化を絶対に軽視してはいけません。

産まれたばかりの赤ちゃんや小学校の入学式など、どんなにお金をかけても撮り直しができるデータではないので、クラウドストレージやホームサーバを駆使して大切なデータを守る必要があります。

小容量の写真や動画ならクラウド

Amazonプライムを契約している方であれば、写真を無制限にクラウドストレージへ預けられるAmazon Photosが無料で利用できるので、既にサービスをご利用の方は一度試してみるのも良いと思います。

ただ、写真を保存するだけならとても有効なサービスですが動画は無料の対象とならないため、産まれたばかりの赤ちゃんや七五三のお祝いを撮影した動画を保存するなら追加の費用が発生します。

ただ、年間13,800円で1TBの容量を利用できるので、テレビ番組の録画などを自宅でしないのであれば、クラウドストレージサービスを契約するのがおすすめです。

Amazonプライム未契約の方は無料で写真を保存することはできませんが、Amazon Driveに契約するだけで写真や動画を簡単に保存し、どこからでもアクセスできるので大変おすすめです。

ひとつ注意する点は、Amazon Driveはストレージ容量を超過してデータを保存することができますが、180日を経過すると自動的にデータを削除するので、意図しないデータ消失には注意が必要です。

1TB以上のデータならNAS

契約するだけで簡単に利用できるクラウドストレージサービスはとても便利でおすすめですが、残したい子供や家族の動画の量が多いと費用の負担が大きくなるので注意が必要です。

先程紹介したAmazon Driveは、1TBのストレージ利用なら年額約1.4万円が2TBで約2.8万円、5TBだと約7万円にもなるので、保存するデータの量が多い方ならホームサーバであるNASがおすすめです。

NASは写真や動画の保存だけでなく、お気に入りの音楽やテレビ番組なども録画できる機能があり便利ですが、ホームサーバ本体や大容量のデータを保存するディスクが必要になります。

ホームサーバのなかでは、ディスクを2本搭載できるタイプがコストや設置スペースを抑えらえて人気ですが、バックアップを内蔵ドライブにすることができる4ドライブがおすすめです。

ホームサーバで定評のあるSynologyのNASは、共有フォルダにパソコンやスマートフォンでアクセスし、簡単にデータをコピーしたりダウンロードしたり、再生して楽しむことができます。

様々なメーカーからNASが販売されていますが、家庭だけでなく企業でも使われているSynologyの製品は初心者にも優しく、アプリをインストールすれば誰でも簡単使いこなすことができます。

おすすめ4ドライブタイプと4TBのHDDを3本追加すると、11万円の初期費用がかかるので大きな出費となりますが、クラウドストレージを利用したりデータ復旧するよりは断然コストを抑えることができます。

パフォーマンスやドライブ数を落として少しでもコストを抑えたいとお考えの方には、DS218+とIron WalfのHDDと組み合わせれば、約7.5万円でNASを購入することができます。

2ドライブタイプのNASは、バックアップドライブが外付けになるので配線が煩雑になりますが、イニシャルコストをかなり抑えられるので予算が限られる方におすすめです。

NASを購入した後は、必ずRAID1というディスクを冗長化する仕組みで構成し、定期的にバックアップを実行するようにスケジュール設定することを強くおすすめします。

アナログ的なバックアップ

パソコンやスマートフォンよりも大容量で堅牢なNASのストレージですが、いくら頑丈に作られているとは言え精密な機械はいつかは壊れる運命にあるので、やはりバックアップは必要になります。

データの保護目的として、ハードディスクよりも故障率が低いSSDにデータを保存するという方法もありますが、特に大切な写真はプリントアウトしてアルバムとして残すという方法もあります。

物理的なアルバムは劣化したり燃えてしまうリスクはありますが、デジタル機器よりも頑丈で引越しの衝撃で壊れることがありませんので、考え方次第では究極のバックアップになるかもしれません。

我が家では過去に富士フィルムのフォトブックでアルバムを作成したことがありますが、他にもマイブックやオートアルバムなど良いサービスがありますので、興味のある方は一度お試しください。

残念ながら映像データは紙に印刷して残すことはできませんので、大切な思い出の動画が消えて悲しまないようにNASに保存して、バックアップを欠かさずするのが今の所最善な方法と言えます。

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