こどもの花火事故は少しの工夫とモラルで防ぐことができる

皆さん想像してみてください。手に持った爆竹が爆発した時の事を。
これは、私が5歳の頃に体験した出来事です。

土手にある公園の砂場付近に花火をした痕跡があり、ロケット花火や手持ち花火の残骸の中から、不発した爆竹を何本か見つけました。

当時、はじめて見る爆竹を小さな手持ち花火と勘違いし、砂場に落ちていたマッチと爆竹1本を手に取り導火線に火を点けました。

当然、爆竹は手に持った状態で爆発し、親指が黒く大きな水ぶくれとは違う腫れ方をしたのを覚えています。

花火の後始末が大切

火遊びをするのが悪いのですが、花火をみればやりたくなるのがこどもです。

夏になると海や公園で花火をしますが、筆者と同じような体験をするこどもが出ないように、花火をした後は必ず火の始末と、未使用の花火は必ず回収してください。

配慮ひとつで、小さなこども達を不運な事故から防ぐ事ができます。

こどもだけで遊ぶ花火も危険

中学生や高校生にもなると、昼間から友達同士で花火をしたりしますが、この時は風流な物を楽しむのが目的ではなく、ロケット花火を友達に向けて発射するなど、とても危険な遊び方をします。

こどもは、火の怖さを知らないので、火をきちんと始末するという意識が低いと言えます。

中学、高校生にもなると、なかなか大人の言うことを聞いてくれませんが、火災が発生してから指導しても遅いのです。

花火をやる時は大人と一緒にする事を約束し、火遊びだけはしないよう注意しましょう。

毎年60件前後の事故報告あり

国民生活センターの危害情報システムには、毎年60件前後の花火による事故の報告が寄せられています。

花火の事故は火の扱いに慣れていない10歳未満のこどもが多く、特に5歳未満のこどもが目立ちます。

火が付いている花火を人に向けたり、手持ち噴出し花火が手元で爆発したり、ロケット花火が横に倒れて飛んで来たりと事故の原因は様々です。

花火大会の打ち上げ花火をみていたら落下物でケガをしたという報告もありますので、こどもが安全に花火を楽しむめるようなグッズを用意して工夫をしましょう。

爆発などの思わぬ事故からこどもを守る

花火を正しい方法で遊ぶのは当然のことですが、花火を正しい方法で遊んでいても製品の不備により爆発してケガをすることがあります。

特に危険なのが花火を持った時に爆発したり、飛んできた花火が目に入ったりすると重症化します。

こどもが花火で遊ぶ時は、目を保護するゴーグルやメガネを必ずかけるようにしましょう。

目に火花が入ったり顔で花火が爆発すると失明する恐れがあります。

色つきで見える水中メガネでは、鮮やかな花火の色を楽しむことができませんので、レンズに色がついていないメガネを着用することをおすすめします。

飛んできた花火が入り込まないように、花粉対策用などの隙間の少ないメガネがおすすめです。

夏に手袋は暑いので嫌がるかもしれませんが、花火の製品不良による爆発事故からこどもの手を守るために、グローブを着用するのをおすすめします。

爆発によるヤケド予防を考えると指先まである手袋がいいのですが、指先まである手袋だと花火が扱いにくくなるので、ハーフフィンガータイプの手袋がおすすめです。

手持ち花火で持つ部分が木の花火なら安全ですが、手持ち噴出し花火は火薬の量が多いので、製品不良により花火を握る手の中で爆発した時は、重症化する恐れがありますので、不便と思うかもしれませんが花火を手に持つ場合は、必ず手袋をするようにしてください。

浴衣やロングスカートは注意

花火に火をつける時はマッチやたばこ用のライターを使わず、ロウソクや先の長いライターを使用した方がいいのですが、ロウソクを使用する場合、最も気を付けなければならないのが着衣に火が燃え移ることです。

浴衣やロングスカートを履いていると、気が付かないうちにロウソクの炎が燃え移ることがあります。夏には欠かせない浴衣ですが、ロウソクの炎で袖が燃える場合がありますので十分注意してください。

花火はとても楽しい遊びですが、遊び方を間違えたり思わぬ事故でケガをする場合があります。

こどもが不要な事故に遭わないためにも、花火の正しい遊び方を教えながら、万が一の事故に備えたグッズを積極的に使用されることをおすすめします。