最近、夜遅くまでこどもが外にいるのをよく見かけます。
昔に比べ、日本のこどもは就寝時間が遅くなっているようです。
色々な原因があると思いますが、例えば、
- 熱心に塾に通っている
- スマホやゲームで夜遅くまで遊んでいる
- 親が夜遅くまで仕事をしているので、夜ごはんが遅くなり就寝時間が遅くなる
- 深夜まで営業している店や24時間営業している店が増えたことで、つい夜遅くまで出歩いてしまう
など。
最近は共働き世帯が増えていますし、こどもに規則正しい生活をさせることが難しくなっていることもあるかもしれません。
夜寝るのが遅くなると、朝起きるのがつらくなります。
朝起きられないと、エネルギーとなる朝ごはんをきちんと食べることができなくなります。
結果、保育所・幼稚園、学校へいっても力が出ず、ぼーっとしたり、イライラしたり、こどもにとって悪影響となります。
昔から「寝る子は育つ」といいますが、生後4か月頃に初めて成長ホルモンが夜の睡眠中に出てくるそうで、脳の成長のためにもこの時期から夜の睡眠がより大切になるそうです。
成長ホルモンはさらに幼児期を境にちょうど0時くらいにまとまって出るようになるようです。
書籍で読みましたが、アメリカの高校生を調査したところ、早く寝ている子や長く寝ている子のほうが成績がよいというデータがあるそうです。
昼間目覚めているためには休息が必要で、それが睡眠です。
脳は昼間に学んだことの整理を睡眠中に行っています。
また、早寝するといっても、いつも時間がバラバラはあまりこどもにとってはリズムが乱れてよくないようです。
夜決まった時間に寝て、朝決まった時間に起きて、朝ごはんを食べる。
簡単に見えて難しいことですが、こどもの成長のためにも良いリズムをつくってあげてみてはいかがでしょうか。
と、早寝早起きをお勧めしている私ですが、私はこども時代は朝まったく起きれず、遅刻ばかりしていました。
高校生のときは遅刻のしすぎで親と一緒に校長室に呼び出されたくらいの強者でした。
大人になってから何とか早起きしていますが、これは朝の陽の光のおかげです。
寝る前は小さな明かりをつけずに真っ暗に、でもカーテンは開けて寝ています。
朝、陽の光が入ってくると、目覚ましなしでだいたい同じ時間に起きられるようになりました。
朝の光は、こどもの脳にも一番朝を感じさせられるようです。
朝が苦手な子に試してみてはいかがでしょうか。
ただし、夜寝るのが遅いと睡眠時間が足りず、朝日を浴びても起きることは難しいと思います。
やっぱり朝きちんと起きるには、夜も早めに寝かしつけることが大切ですね。