食事中にこどもを叱らない方が良い理由

筆者がこどもの頃の話ですが、ご飯時になると毎晩のように父親に怒られて涙を流していました。

ご飯を食べたいのに食べると叱られるので、いつもおなかをすかせていました。

数十年経過した今でも、涙が茶碗に落ちる瞬間を思い出すことがある程で、父親とのご飯は本当に辛い記憶しかありません。

こどもの頃は、自分が何か悪い事をしたから怒られているんだと思いましたが、今考えると単なる父親のストレスの発散としか思えません。

その影響からか30代になるまで、食事はカプセルで済ませたい思う程。食事に興味が全くありませんでした。

筆者は今でも痩せていますが、こどもの頃は激しく痩せていたので、母親に連れられて医師の診断を受けたことがあるそうです。

母親によると、食事中に怒られるストレスで、食べた物を吸収する力が弱くなり、太らないのだと医者に言われたそうです。

当時の診断が適切かどうかは判りませんが、楽しいはずの食事の時間が辛い思い出にならない為にも、ストレスをぶつけるような形で、食事中にこどもを叱らないようにしてください。

胃は食べ物を食べると副交感神経が働き気分がリラックスします。リラックスした状態でないと胃は働けないのですが、食事中に怒られてストレスが高まると交感神経が高まり胃の動きが鈍くなります。

交感神経は副交感神経よりも優先して働くので、過度なストレスを受けて食事をすると食べ物を上手く消化できなくなります。

慢性的にストレスを貯めた状態で無理に食事をすると、胃に負担がかかるだけでなく空腹を感じなくなったり胃が荒れるので、食事中にこどもにストレスをぶつける形で叱るのは絶対にやめてください。

ただし躾は大切なので、ご飯中に遊んだり意図的に汚く食べたりする時は、しっかりと叱ってあげましょう。

筆者は、義理の親とご飯を食べる機会が多いのですが、幸いな事に楽しい食事の時間を過す事ができます。大人になって数十年、ようやくご飯の美味しさを実感しております。

今では義理の親と嫁に感謝しているので、余裕があれば温泉にでも連れて行き、美味しい物を一緒に食べたいものです。

我が家の毎年恒例行事である、年末まで貯める小銭貯金が、いくらになるか楽しみです。

同じ空間で同じ時間を過ごすなら、辛いと思う時間よりも楽しいと思える時間を過ごした方が良いのです。

家族なのに食事の時間を楽しく過ごせないのは本当にさびしいことで、おいしい食事というのは楽しさなくして成立しないものです。